Chapter 01
2000年当時、函館市内には多くの小学校があり、合計で約6,000人の生徒が通っていた。放課後の校庭には子どもたちの声が溢れ、運動会は地域の一大イベントだった。
Chapter 02
少子化の影響は2010年代に顕著になった。一部の学校では1クラスの生徒が15人を下回り、異学年合同の授業が始まった。それでも「統廃合」は遠い話のように思われていた。
Chapter 03
2015年から2021年にかけて、函館市内で4校が廃校・統合となった。校舎は今、市民センターや倉庫として使われている。卒業生たちは「なくなると知ったとき、泣いた」と話す。
この期間の廃校数
4校
Chapter 04 / 現在
現在の生徒数は合計で約2,200人。2000年比で-64%。残る学校でも複式学級(異学年同一クラス)が増え、教育環境の変化が続く。全国平均の減少率40%に対し、函館は1.6倍のペースで減少している。
2000年比生徒数
-64%
学校がなくなることは、
地域の記憶が消えることかもしれない。
統廃合は「合理的な選択」だ。しかし、そこで育った人たちにとって、母校は単なる建物ではない。 函館の未来を語るとき、子どもたちが通える学校の数を維持することは、まちの活力を維持することと同義だ。